ジョイントマットで楽器の音は防げる？
お子様の足音やはいはいの音を防ぐのに愛用されるジョイントマット。
でも、楽器の音には対応できるのでしょうか？
ジョイントマットでの楽器防音の可能性について考えてみましょう。
ドラムの音は防音できる？
バンドをやっておられる方は、できれば自宅で練習できるとありがたいですよね。
練習では電子ドラムを使う方が多いですが、やはり生のドラムが叩ければ一番いいです。
しかし、生のドラムは「マンションやアパートでの練習」という点に関してはかなり厳しい楽器です。
音も大きいですし、バスドラムを叩くと床に振動ダイレクトにきます。
音大付近にあるような防音仕様のマンションでも、「練習用の電子ドラムのみ可能、生のドラムは禁止」となっているところが多いです。
ある程度の防音仕様の壁や床材でも、生ドラムの音を防ぐのはかなりレベルの高い話ということになります。
もちろん、ジョイントマットだけでは到底防音しきれませんし、床自体の防音加工もしていないと生のドラムの振動は軽減できません。
特にバスドラだと床に振動が響きやすいですし、厚手のジョイントマットでもあまり効果はありません。
「防音の整ったマンションで、練習用エレドラを叩くとき念のためジョイントマットを敷いておく」という使い方ならなんとか可能でしょうが、それにしても気休め程度です。
電子ドラム限定ならOKの物件はまだ幾分増えます。
ピアノは防音できる？
習い事の定番といえばピアノですよね。
また、音大を将来受けたいとか、音楽でプロになろうと思えば自宅でピアノが弾ければいいですね。
もちろん、既に現役の音大生であったり、プロの方は自宅で練習できなくては厳しいです。
しかし、ピアノもドラムと遜色ないくらいに音の良く響く楽器です。
床だけでなく、上階にも響きます。
ジョイントマットだけではやはり防音しきれないでしょう。
一般のマンションやアパートではやはりジョイントマットだけではピアノ防音は難しいです。
マンションでピアノを思い切り弾きたいのでしたら、音大生向けレベルの防音設備があるマンションを選びましょう。
その上で、念のため下の階へ響くのを抑える意味で敷ける範囲に厚めのジョイントマットを敷き、防音カーテンも合わせて使う、というやり方のほうが良いです。
これはピアノだけでなく、バイオリンやチェロのような弦楽器にも言えることです。
消音のできない楽器の防音は念入りにしましょう。
