通気性の良いすのこベッドは湿気を逃がしやすいメリットがあります。
そして、この利点が実はダニ対策の助けにもなるのです。
ダニの性質と合わせて、それはなぜなのか解説しましょう。
ジメジメしたところに発生しやすいものはカビだけではありません。
ダニも湿気を好み、湿度55%以上になると活動が活発になると言われています。
元気になったダニは繁殖したり、フンをたくさんしたりします。
繁殖すればするほど、死骸も糞も増えます。
ダニの死骸や糞はカビと並ぶアレルギーの元。
ジメジメした環境はカビとダニのWパンチで体に悪いといえます。
すのこベッドの利点は通気性が良いところです。
通気性がよければ汗で湿った布団も乾きやすく、ダニのこのむジメジメも軽減されます。
ベッドの上で布団を干せるタイプのすのこベッドならば、ベッド本体だけでなく布団にも風を通してダニのいづらい環境に少しでも近づけることが可能です。
しかし、すのこベッドの通気性だけではダニ対策は十分とはいえません。
ダニは埃や人間の皮膚片、垢も餌にします。
すのこベッドの本体に埃を貯めてはいけないので、時々モップで叩いて埃をとりましょう。
ベッドのカバーには目に見えない垢やフケがついていますので、これらを放置していたらやはりダニが湧きやすくなります。
ベッドカバーはこまめに洗濯しましょう。
カビが生えていなくても、時々布団をクリーニングに出しましょう。
中綿の中にダニが繁殖していることもよくありますので、専門のクリーニングにより少しでも数を減らしていくことが大事です。