家の幅広い場所で使われる「すのこ」。
すのこって一体どのようなものを指していうのでしょうか。
そして、どんな場所に使われているのでしょうか。
漢字では「簀の子」と書きます。
木材や竹の板を横に並べ、隙間を少し作って並べ横板に打ち付けたものをこう呼びます。
木材で作られたものが多く、使われる木材の代表格は桐です。
そのほかにもパインや杉など、多様な木材が使われます。
でも必ずしも木製でないといけない、ということはありません。
昔は木の方が入手しやすい材料でしたし、木材の吸湿性の良さもあって木製すのこがポピュラーですが、いまではプラスチックのすのこも多くあり、様々な場所で使われています。
ただ、丈夫さの問題からあまりベッドには使われません。
湿気の多い日本ではすのこは特に重宝されて来ました。
押入れに布団をそのまま入れるとカビやすいので、空気を通すためにすのこを敷くのはよくありました。
ベッドが日本の生活に普及するようになってからはもちろんすのこベッドも多く作られるようになっています。
お風呂場や洗面所でも使われますが、水気の多い場所だけに木製すのこを使わず、プラスチックすのこを使うことも多いです。
木製のすのこは様々なサイズがホームセンターで売られています。
元々の湿気対策、通気用として単体で使う人も多く買い求めますが、それ以外のDIYの材料として木製すのこを買い、のこぎりでカットして加工する人も少なくありません。
木製すのこをカットして、手作りすのこベッドだけではなく本棚やテレビ台、壁掛けなどを作る人も多くいます。