ベッドをはじめとしたカビが生えると、見た目にも汚いですよね。
でも、カビが生えてよくないことはそれだけではありません。
健康にも害を及ぼすのです。
カビはどのように健康に悪影響を及ぼすのでしょうか。
カビの害として代表的なものは、アレルギーやアトピーの悪化です。
もともと湿疹ができやすい体質の方は、さらに起こりやすくなります。
アトピー性皮膚炎などを持っておられる方も、症状の悪化のリスクをあげます。
家具にも発生しやすい黒カビことクラドスポリウムは、アレルギーの原因ともなるカビの一つです。
特に喘息の原因ともなり、気管支や肺に入り込んで炎症を起こします。
もともと持病や体質で呼吸器の弱い方は、さらに症状を重くするリスクもあります。
今現在アトピーやアレルギーをお持ちの方はもちろんのこと、発症していない方も気をつけてカビ対策をしましょう。
健康な方でもカビは良いものではありませんが、免疫が低下しておられる最中の方にはさらに危険です。
臓器移植の後で免疫抑制剤を飲んでおられる方には特に用心が必要。
健康な方ならなんでもない量のカビでも、体にはさらにダメージを与えます。
免疫抑制剤を使っていなくても、糖尿病にかかっていたりステロイド治療の最中でも免疫は落ちています。
このような状態でカビだらけの家具で過ごすと、最悪の場合カビが肺の中まで入り込んで炎症を起こしてしまいます。
ですから、免疫の落ちている方は特に換気や除湿といったカビ対策を入念にしましょう。