布団やベッドの中に、埃と共に増えるのがダニ。
アレルギーや喘息を悪くする元にもなります。
でも、寝具の中にいるダニってどんなものなのでしょうか?
一口にダニといっても、多種多様な種類のダニがいます。
マダニのように、目に見える大きさで人の血を吸うものもいます。
寝具やホコリの中にいて、「ハウスダスト」の一つでもあるダニは、その中でもかなりサイズの小さな種類のチリダニとも呼ばれる「コナヒョウダニ」や、「ヒョウヒダニ」です。
サイズは0.2mm〜0.5mmほどで、ほとんど人間の目には見えない大きさです。
大きなものならよ〜〜く目をこらしたらいるかな?という程度です。
これらのごく小さなダニは直接人を噛みませんが、死骸や糞はアレルギーの元になります。
もちろん、これ以外の種類のダニも多くいます。
ハウスダストでもある小さなダニは、人の垢やフケ、食べかすなどを餌にして増えます。
埃の中にも、人の皮膚の欠片はありますので、埃の中でももちろん大繁殖。
ペットを飼っている場合、その動物の毛や皮膚片もダニの餌になります。
温度は20〜30度の暖かいところをこのみ、光は嫌います。
湿気の高いところも大好きで、湿度が60%以上のところでは特によく増えます。
熱には弱く、50度以上で死にます。
このため熱い空気なら十分死滅させることが可能で、布団乾燥機の熱風でもかなり減らすことができます。
小さいダニを完全に滅するのは難しいですが、数を大幅に減らすことは可能です。
まずは湿気を取り除くこと、よく掃除をすることです。