湿気を逃しやすいので暑い場所だと助かるすのこベッド。
しかし、冬は寒そうなすのこ、北国では使えるのでしょうか?
もし使うなら、どのようなタイプのすのこベッドを選べば良いのでしょうか。
すのこベッドの利点である通気性の良さは、寒い季節になると一転「冷たい空気が通りやすい」というデメリットにもなります。
冬になると、床から底冷えの寒さが床から襲ってきます。
寒い地域の古い家屋だと底冷えもきつく、ピークにはすのこベッドでは寒さが響くでしょう。
雪深い地方の厳冬期ですとなおさらこたえます。
特に寒さの厳しい北海道ですと、屋内の暖房を強めに入れるのが通例とはいえやはり冷え感は強いです。
北海道は夏も夜は涼しいので、特に厳しい北東部ではあまりすのこベッドは向かないでしょう。
急な引越しでそれまで使っていたすのこベッドをそのまま北海道でも使いたいのでしたら、厳冬期には断熱用のシートを使ったり、敷布団の上にもう1枚タオルケットを敷いて冷気を遮りましょう。
北国や雪国と言われる地方でも、夏はかなり蒸し暑くなる地方というのも結構あります。
東北でも、夏はフェーン現象で蒸し暑くなる地方は多いです。
例えば山形は「冷やしシャンプー」が発祥するくらいに猛暑になることで知られています。
東北以外でも、鳥取や島根といった山陰地方も「夏は暑く冬は寒い」典型です。
こうした地域ですと、夏の暑さ対策としてすのこベッドを使うのもありでしょう。
ただ、スカスカしすぎるとやはり冬は寒いです。
すのこの隙間が狭いものやベッド下収納付きのタイプの方が良いでしょう。