高級家具の材料として人気のひのき(檜、桧)ですが、すのこやすのこベッドの材料としてもよく使われています。
ひのきとはどんな木材なのでしょうか。
その特徴について解説します。
植物としての「ヒノキ」は針葉樹の一種です。
アジア圏では福島県以南の本州から九州、台湾にかけて広く栽培されています。
水はけの良い土地をこのみ、国内では400年を超える樹齢のものが確認されたことがあります。
木材として出荷するには40〜50年かかることもざらで、大変な手間暇をかけて育てられます。
育てるのに手間やコストがかかりますので、ひのき木材は決して安いものではありませんが、後述のメリットや魅力が多いため人気の高い木材ではあります。
ひのき材の特徴と言えば、何と言ってもその香りの強さ。
爽やかな香りを生かし、精油を抽出してアロマテラピーにも使われるほどです。
その香りの物質は抗菌性を保つため、虫害にも強い方に入ります。
耐久性も高く、切ってから200年ほどの間は強度が少しづつ増すと言われています。
このことから、古来から様々な建築物に愛用されてきました。
「檜舞台」という言葉もある通り、「上等なもの」の代名詞でもあります。
丈夫なだけでなく、見た目の美しさでも人気。
明るいめの、やや黄色味がかった色合いは多くの人を魅了してきました。
手触りも滑らかで、ベッドのような肌に触れることの多い家具にも向いています。
もちろん、決して安い価格帯ではありませんが上質なベッドを求める方には根強い人気があります。
上記のような性質はすのこベッドにも向いていると言えます。