すのこベッドは多くが木製です。
プラスチックはあまり見かけませんが、一応プラスチックのすのこベッドも少ないながらあります。
では、なぜプラスチックすのこベッドは少ないのでしょうか。
木材は丈夫で見た目も美しいですが、カビが生えやすいデメリットがあります。
プラスチックはそれに比べてカビに比較的強く、水拭き掃除も可能なのでベッドに使えたら便利そうに一見思えます。
しかし、プラスチックは割れやすいと言う欠点があります。
それゆえに、面積が広く太いもの、重いものを支えるための家具を作るのにはあまり向いていません。
ベッドは重い人体を長時間支えなければならないのです。
家具にプラスチックを使うときはせいぜい椅子や収納ボックス、風呂場のすのこといったものに限られてきます。
大きなワードローブやタンス、ロフトベッド、クイーンサイズ以上のベッドにはまず使われません。
プラスチックすのこだと、弱くて薄いものは人間どころか、ウサギの足ダンダンだけでもすぎに割れてしまいます。
人体のような重いものを乗せるのが前提の家具にはあまり向かないのです。
それでも、プラスチックのすのこベッドが全くないわけではありません。
もっぱらベッドに使うときは折りたたみタイプのすのこベッドで、特に床置きタイプの折りたたみベッドに使われることが多いです。
床置きタイプなら割れても大きな怪我をするレベルの落下事故にはなりません。
キャスター付きタイプの折りたたみベッドの場合、すのこ自体はプラスチックでもフレームはスチールでできていることがほとんどです。
<足のあるベッドで、足が割れてしまったらベッドの高さがあるぶん怪我にも繋がりやすくなりますからね。