折りたたみのすのこベッドにはキャスター付きと床置きタイプのものがあります。
床置きタイプのものは、使う時だけ広げてその上に布団を敷いて使う、足のないベッドです。
折りたたみ床置きタイプのすのこベッドの、メリットとデメリットについて考えてみましょう。
まず、足がなく低い位置で眠るという最大の特徴があります。
限りなく床で寝る感覚に近いので、畳で布団を敷いて寝るのが好きな人にはうってつけ。
フローリングの床でも畳で寝るような感覚で眠れます。
寝相が悪くてベッドから飛び出しがちな人も、これだけ低ければ落ちてもダメージはかなり少なくて済みます。
畳んでいるときは三つ折りでしたら三角、四つ折りでしたら山形に立てることができます。
この状態だと布団干し用のスタンドとして使えますから、天気が悪かったりしてお布団を外に干せないときでも屋内で毎日布団を干せます。
このタイプが多少めんどいう臭いのは、折りたたんだ状態で移動させるときです。
キャスターがありませんからスイスイ運ぶというわけにはいきません。
背丈のちいさい人には特に持ち運びが大変。
どうかすると移動中に床をこすってしまうこともあります。
床を傷つけたくない賃貸や、新築物件ですとここがいささか面倒なところです。
すのこから床面までがとても狭いぶん、基本的には毎日折りたたむことが前提となっています。
ですから面倒臭がりの人にはあまり向いていません。
こまめに折りたたまないで敷きっぱなしにしておくと床との間に湿気がたまってしまいますから、早々にカビが生えてしまうことにもなります。