入院している患者さんに付き添う家族のため、病室や廊下にソファベッドが置かれる場合もあります。
そのほかの用途にも、ソファベッドは使われます。
病院におくソファベッドは、どのような物が向いているのでしょうか?
主に病院でソファベッドを使う場合、3種の用途があります。
まず1つは、入院している患者さんの家族などが泊まり込むためのベッド。
病状が重かったり、様々な理由でつきそう必要がある時に使います。
このタイプのソファベッドですと病室の中におくので、あまり大きなものは置けません。
ソファ使用時には一人用のコンパクトサイズになっていることが多いです。
もう1つは、待合室や廊下に置くタイプ。
これは災害や大規模な事故で病室に収まりらない患者さんが溢れた時に仮設ベッドがわりに使うものです。
普段は長いソファタイプとして使います。
もう1つは、看護師や医師など職員用の仮眠ベッドです。
折りたたみ用であったり、ソファ使用時に横長のタイプだったり様々です。
まず、病院は限られたエリア以外は土足が原則です。
当然ソファベッドはフロアタイプのものは使えませんから、足があるもののみということになります。
そして清潔であることがまず第一に要求される環境です。
病気で弱っている人も多い場所ですから、カビやダニ、細菌が繁殖しにくい環境であることが大事。
手入れのしやすい材質であることも大事です。
そして寝にくい材質やサイズでは困ります。
病室や談話室用、職員の宿直室向けでしたら市販のソファベッドでも構いませんが、待合室用のソファベッドはやはり緊急時に病床に使うものですから、医療機器専門のメーカーの方が良いでしょうね。