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タンニンなめし

皮革製品の製造過程でクロムなめしと並んで、皮のなめし作業の代表格なのが「タンニンなめし」。

いったいどのような方法なのでしょうか。
そして皮革製品の仕上がりに、どのような影響を与えるものなのでしょうか。

タンニンなめしの原料と方法

人類が動物の皮を皮革として利用しはじめたとき、草の汁などを漬けてなめしていました。
古くは古代エジプト時代から行われていたことがわかっています。

もちろん昔は「何故草の汁を漬けると皮が変化するのか」という理論はわかっておらず、いろいろな方法を試行錯誤して出来た技術です。

現代の科学では、草の汁に含まれる「タンニン」という成分が皮に含まれるコラーゲンと結合することにより皮が変化することが判明しています。

そこで今はミモザなどの草や、チェスナット(栗)の樹皮といった植物性原料から抽出したエキスを「タンニンなめし」のなめし剤として使用しています。

このなめし剤の濃度の違う層に、下処理をした皮を順次漬けこんでいく「ピット製法」と、クロム製法と同じく大きなドラムで撹拌するドラム製法があります。

ビット製法は特にかなり手間がかかります。
なめし剤を溶かした槽をいくつも用意し、それぞれ濃度を変えて薄い方から漬け込んでいくため、処理が終わるのに2ヶ月かかってしまうこともあります。

現在ではコスト的な面からドラム製法をとっているメーカーの方が多いです。

タンニンなめしの特徴

手間やコストがかかっても、タンニンなめしにはクロムなめしにはない仕上がりが楽しめるとあって、現在でも根強い支持を集めています。

クロムなめしに比べて固めに仕上がるので、鞄などのように型くずれしては困るような製品には便利です。
また、使い込む毎に変わっていく風合いがたまらない!という方もいらっしゃいます。

ピット製法のタンニンなめしは手間がかかっている分コストは高めですが、タンニンがしっかり時間をかけて染みているのでしっかりとした固い革に仕上がります。

また、より自然な皮の風合いを活かせるとして、ピット製法にこだわっているメーカーもあります。


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