主にクロムなめしに使うなめし剤は「塩基性硫酸クロム」を主成分とするものです。
皮にこびりついた汚れや脂肪、肉片などを取り除いて下処理した皮を、大きなドラムのような機械にクロムなめし剤とともに入れて撹拌し、なめし剤をしみ込ませます。
これにより、原料の皮に含まれるコラーゲンの繊維を架橋させ(読んで字の如く、繊維に橋を渡すように結びつけると考えてよいです)、繊維をより強く変化させるのです。
クロム鞣しをした直後の皮は青色に染まっていますが、その後の中和などの工程で私達が見慣れているような革の色になります。
皮にこびりついた汚れや脂肪、肉片などを取り除いて下処理した皮を、大きなドラムのような機械にクロムなめし剤とともに入れて撹拌し、なめし剤をしみ込ませます。
これにより、原料の皮に含まれるコラーゲンの繊維を架橋させ(読んで字の如く、繊維に橋を渡すように結びつけると考えてよいです)、繊維をより強く変化させるのです。
クロム鞣しをした直後の皮は青色に染まっていますが、その後の中和などの工程で私達が見慣れているような革の色になります。
メリットとして大きいのは、コストが安い事です。
金属系の原料ですから、植物からとるタンニンより安く大量に生産出来ます。
このため、現在ではクロムなめしの皮革製品が圧倒的多数を占めています。
材質の仕上げに関するメリットは、やわらかい皮でもしっかり強度を持たせることができること。
金属系の原料ですから、植物からとるタンニンより安く大量に生産出来ます。
このため、現在ではクロムなめしの皮革製品が圧倒的多数を占めています。
材質の仕上げに関するメリットは、やわらかい皮でもしっかり強度を持たせることができること。
そして伸縮性があり柔軟性にとんだ仕上がりになり発色もいいので色鮮やかなバッグや財布にはもってこいです。
クロムなめしの処理をすることにより、革の耐熱性もアップします。
クロムなめしの処理をすることにより、革の耐熱性もアップします。
金属系の原料を使いますので、金属系のアレルギーを持っているひとの中には症状が出てしまう方もいらっしゃいます。
また、クロムなめし剤は加熱により有害な6価クロムが出来る可能性がありますので、廃液の処理には注意が必要です。
また、クロムなめし剤は加熱により有害な6価クロムが出来る可能性がありますので、廃液の処理には注意が必要です。
そのため、設備投資にはそれなりのコストがかかります。