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皮をなめすってどういう意味?

牛の本皮レザークロコダイルのかばんなど、皮革製品の製造につきものな「なめす」と言う言葉。

いったいどういう意味なのでしょうか?
「なめし」とは、どのような工程で皮革を仕上げるのに何故必要なのかを解説します。
なめす

皮をなめす意味

「なめす」とは漢字で「「鞣す」と書きます。
漢字をみると、「革をやわらかくする」と読めますね。
つまり、文字通り皮をやわらかく仕上げる作業です。

しかし、皮をなめす意味はそれだけではありません。

動物の皮はそのままでは、こびりついた肉片などの組織から腐ってしまいます。
かといってただ乾燥してもパリパリに固くなるだけで、加工品としては使いづらくなってしまいます。

そこで昔の人は試行錯誤し、皮に草木の汁をつける方法などを見いだしました。
これにより、皮のやわらかさを程よく保ちつつ、腐らせないで革を利用する事ができるようになったのです。

「草木の汁でなめす」手法ができた当時はもちろん、なぜそのように革が柔らかく仕上がるのかはわかっていません。
試行錯誤と経験則の繰り返しで技術が組みあがって行ったのです。

現在では、これにも科学的な裏付けがされ、草の汁や柿渋に含まれる「タンニン」という物質が皮の中のコラーゲンと結合することであることがわかっています。

なめし作業はいつやるの?

皮をはいですぐなめすわけではありません。

まず、剥がれた皮は工場に着くまでに時間がありますから、放置すると腐ってしまいますので凍らせたり乾燥させたりします。

乾燥させたものは工場で水で戻します。

そして皮にこびりついた脂肪や肉片などをこそげ落とす「裏打ち」という作業を行います。

現在はその後に工場で、繊維をほぐしやすくするために石灰乳などに漬けます。

その後にタンニンや塩基性硫酸クロム塩などの「なめし剤」に浸すのです。

その後、皮の余計な水分を取り除き、機械で揉みほぐしたのち、着色や型押しと言った仕上げの作業を行います。

なめし剤ってどんなものを使うの?

現在はタンニンを抽出する技術も出来ていますので、「タンニンなめし」の際にはミモザなどの植物からタンニンを抽出して使います。

また、塩基性硫酸クロム塩もよく使われます。これを「クロムなめし」といいます。
これは化学合成出来ますので、コストが抑えられる利点があります。


タンニンとクロムの両方のメリットをあわせた「混合なめし」というのもあります。

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