柔道やレスリング、ボクシングやプロレスに至るまで幅広い格闘技の練習にジョイントマットは使われています。
でも、家庭用のジョイントマットとは違うのでしょうか?
格闘技練習用のジョイントマットについて解説します。
一般のご家庭でジョイントマットを使う時と、格闘技練習場で使う時とは必要な要素がまた少し違うところもあります。
激しい練習で転倒したり、投げられて受け身を取った時に安全を保ちやすくするため、高いクッション性も大事なことです。
激しい練習で転倒したり、投げられて受け身を取った時に安全を保ちやすくするため、高いクッション性も大事なことです。
家庭用の場合と違い、体格のごつい成人も何回となく床に激しくぶつかりますから、衝撃吸収性はより高くなくてはいけません。
同時に安全性のみだけが大事なのではなく、構えや技の際に足場がしっかり安定することも大事。
沈みやすくても転倒しやすくなるので、大人のごつい男性が多数載っても沈み過ぎないことが大事になります。
また、ビルに入っているジムでしたらドタンバタンとする大きな音も吸収する必要があります。
いくら住居用ではないとはいえ、あまりに大きな音だと同じビルの他テナントに迷惑がかかります。
こちらで取り扱っているような家庭用ジョイントマットも使えなくはないのですが、やはり上記のようなレベルで求められる防音性や耐衝撃性を満たすには不十分なところもあります。
ですから、多くの場合は格闘技用品専門店で販売されている格闘技やトレーニング向けジョイントマットを使います。
厚いものは4cmのもあったりします。
また、常設のジムですと専門の内装業者にジョイントマットを敷き詰めてもらうことも多いです。
この際ちょうど良い衝撃吸収性と安定を保つため、何重もにジョイントマットを敷くこともあります。
作業に手が込んできますから、家庭用と違って敷設作業も簡単ではありません。
自分たちで敷くのではなく、業者さんを呼ぶことも多いです。
ジョイントマットを敷いた上に、エステルシートをかぶせたりします。
使い込んでジョイントマットが凹んできたら、また業者さんに敷き直してもらいます。